企業向けsns研修完全ガイド成果を出す人材を育てる3つの秘訣

「SNS担当者を育成するために研修を受けさせたが、結局何も変わらなかった」

「高額な費用を払ったのに、基礎的な知識しか得られなかった」——。

SNS研修に対して、このような不満を抱える企業は少なくありません。

成果の出ない研修は、時間とコストの無駄になるだけでなく、担当者のモチベーション低下にもつながります。

本記事では、研修を「コスト」ではなく「投資」に変え、確実に成果を出す人材を育成するための、実践的なSNS研修ガイドをお届けします。

弊社の研修ノウハウを基に、研修選びの3つのステップ、失敗しないためのチェックポイント、そして具体的な研修プログラム例まで、余すところなく解説します。

この記事を読めば、自社に最適な研修を見極め、SNS運用レベルを飛躍的に向上させる方法がわかります。

なぜ多くのSNS研修は「意味がない」で終わるのか?

1. 目的が曖昧

「とりあえず流行っているから」という理由で研修を導入しても、現場の課題解決にはつながりません。

「採用応募者を増やしたい」「ECサイトの売上を伸ばしたい」など、具体的な経営課題と結びつけて研修の目的を設定することが不可欠です。

2. 内容が画一的

企業の業界、規模、SNSの習熟度によって、必要な知識やスキルは全く異なります。

にもかかわらず、多くの研修は全ての企業に同じ内容を提供する「画一的なプログラム」になっています。

3. 実践の場がない

座学で知識をインプットするだけでは、担当者は「わかったつもり」になるだけで、実践的なスキルは身につきません。

研修で学んだことを自社のアカウントで実践し、フィードバックを受けるサイクルがなければ、成果にはつながりません。

【3ステップ】失敗しないSNS研修の選び方

ステップ1:課題の明確化

まず、自社のSNS運用における課題を洗い出します。

  • 例1(企画力不足): 「投稿ネタがすぐに尽きてしまう」「ユーザーに響く企画が立てられない」
  • 例2(分析力不足): 「インサイトデータを見ても、何をどう改善すればいいかわからない」
  • 例3(炎上リスク): 「コンプライアンス意識が低く、いつ炎上してもおかしくない」

ステップ2:研修形式の選定

課題に応じて、最適な研修形式を選びます。

研修形式メリットデメリットおすすめの企業
集合研修他社との交流、一体感日程調整が難しい、費用が高い複数名の担当者を一度に育成したい企業
オンライン研修場所を選ばない、繰り返し視聴可能モチベーション維持が難しい地方の企業、多忙な担当者
eラーニング自分のペースで学べる、安価質問がしにくい、実践的でない場合も基礎知識を体系的に学びたい企業
コンサルティング自社の課題に特化、実践的費用が最も高いすぐに成果を出したい企業
伴走支援実践を通じて学べる費用が高い、担当者のコミットメントが必要内製化を進めたい企業

ステップ3:研修会社の比較検討

複数の研修会社を比較し、自社に最適なパートナーを選びます。

比較ポイント

・研修内容
・講師の実績
・料金体系
・サポート体制

注意点

安さだけで選ぶのは危険です。株式会社but artのように、研修人数に関わらず料金が一定で、全SNSに対応可能な柔軟性の高いサービスを選ぶのがおすすめです。

おすすめのSNS研修サービス3選

1. 株式会社but art

特徴詳細
完全カスタマイズ企業の課題に合わせて、研修内容をゼロから設計。全SNSに対応可能
圧倒的なコストパフォーマンス受講人数に関わらず料金は同額。月額10万円からの内製化支援プランにも研修が含まれます。
実践重視研修後の運用マニュアル提供や伴走支援により、学んだ知識を確実に実践へと繋げます。
豊富な実績大手企業から中小企業まで、多様な業界での研修実績。

2. 株式会社ガイアックス

  • 特徴: SNSマーケティングの黎明期からサービスを提供。豊富な実績とデータに基づいた、体系的な研修プログラムに定評があります。
  • URL: https://gaiax-socialmedialab.jp/service/training/

3. 株式会社メンバーズ

  • 特徴: デジタルクリエイター専門の人材派遣・育成事業を展開。SNS運用に特化した専門性の高い研修を提供しており、即戦力となる人材育成に強みがあります。
  • URL: https://www.members.co.jp/services/sns/

【サンプル】Instagram特化型研修プログラム例

弊社が大手企業向けに提供しているInstagram研修プログラムの一例をご紹介します。

テーマ主な内容
第1回Instagramの基礎とアカウント戦略・Instagramの最新アルゴリズム解説
・競合分析と自社のポジショニング
・ターゲットに響くアカウントコンセプト設計
第2回エンゲージメントを高める投稿戦略・保存されるコンテンツの作り方
・リール動画の企画・撮影・編集テクニック
・効果的なハッシュタグ選定
第3回インサイト分析と改善アクション・インサイトデータの正しい見方
・データに基づいた改善点の発見
・PDCAサイクルの回し方
第4回リスク管理と炎上対策・炎上事例の分析
・コメント・DMの対応フロー
・危機管理マニュアルの作成

研修効果を最大化する3つのポイント

ポイント1:研修前に事前課題を与える

研修への当事者意識を高めるため、事前に自社アカウントの分析や、競合アカウントの調査などを課題として与えましょう。

研修時間をより有意義に活用できます。

ポイント2:経営層を巻き込む

SNS運用は、もはや担当者だけの仕事ではありません。

経営層が研修の目的や内容を理解し、その重要性を社内に発信することで、組織全体の協力体制が生まれます。

ポイント3:研修後の実践とフィードバックを仕組み化する

研修で学んだことを実践し、その結果を定期的に報告・相談する場を設けましょう。

メンター制度を導入したり、研修会社のアフターフォローを活用したりして、PDCAサイクルを回し続けることが成功の鍵です。

まとめ:研修は「未来の成果」への投資

意味のない研修は、時間と費用の浪費です。

しかし、自社の課題に即した質の高い研修は、SNS運用を成功に導き、企業の成長を加速させる「最高の投資」となります。

本記事を参考に、ぜひ貴社に最適な研修を見つけ、成果を出すSNS担当者を育成してください。

執筆者プロフィール

株式会社but art 代表取締役社長 山口 裕生 愛媛県主催のSNSセミナー講師も務める。

大手企業~中小企業まで100社以上のSNS内製化支援実績を持つ。