Instagram採用を成功させるハッシュタグ戦略|リーチを最大化する選び方とリスト50選

「Instagramで投稿しても、フォロワー以外に見てもらえない」「どんなハッシュタグを付ければ『いいね』やリーチが増えるのかわからない」——Instagram採用において、ハッシュタグは多くの担当者がつまずくポイントです。

しかし、その仕組みを正しく理解し戦略的に活用すれば、ハッシュタグは自社のアカウントをまだ知らない未来の候補者と出会うための、最も強力な武器となり得ます。

本記事では、Instagram採用の成果を最大化するための「ハッシュタグ戦略」を徹底解説します。

ハッシュタグの基本から、効果的な選び方、ターゲット別の戦略、そしてすぐに使える採用向けハッシュタグリスト50選まで、具体的かつ実践的なノウハウを網羅。

この記事を読めば、もうハッシュタグ選びに迷うことはなくなり、データに基づいてリーチを拡大し続ける戦略的なアカウント運用が可能になります。

Instagram採用におけるハッシュタグの重要性

ハッシュタグは、単なる投稿の飾りではありません。

Instagramのアルゴリズムとユーザー行動を理解する上で、その重要性は計り知れません。

ハッシュタグがリーチに与える影響

ハッシュタグは、投稿を特定のテーマやカテゴリに分類するための「タグ」です。

ユーザーがハッシュタグを検索したりフォローしたりすると、そのハッシュタグが付いた投稿がフィードに表示されます。

つまり、適切なハッシュタグを付けることで、自社のアカウントをフォローしていないユーザーにも投稿を届ける(リーチする)ことができるのです。

これが、フォロワー以外の潜在的な候補者にアプローチするための鍵となります。

フォロワー以外にアプローチできる仕組み

Instagramには、ハッシュタグ検索以外にも「発見タブ」という機能があります。

これは、ユーザーの興味関心に基づいて、まだフォローしていないアカウントの投稿をおすすめ表示する機能です。

この発見タブに掲載されるかどうかは、投稿のエンゲージメント率や、付けられたハッシュタグがユーザーの興味とどれだけ関連しているかに大きく影響されます。

戦略的なハッシュタグ活用は、発見タブへの掲載確率を高め、爆発的なリーチ拡大につながる可能性があるのです。

ハッシュタグ検索の利用実態

近年、若年層を中心に、GoogleやYahoo!などの検索エンジンではなく、Instagramのハッシュタグで情報収集を行う「タグる」という行動が一般化しています。

求職者も同様に、#IT業界 #26卒 といったハッシュタグで企業研究を行っており、ハッシュタグ戦略は採用活動において無視できない要素となっています。

ハッシュタグの基本知識

戦略を立てる前に、まずはハッシュタグの基本的なルールと種類を理解しましょう。

ハッシュタグとは

投稿のキャプション(文章)内に「#(半角シャープ)」の後ろにキーワードを付けて使用します。

キーワードの間にスペースを入れることはできず、一つの単語として認識されます。

Instagramのハッシュタグの仕組み

投稿に付けられたハッシュタグは、その投稿をインデックス化し、同じハッシュタグを持つ投稿群に分類します。

ユーザーがハッシュタグを検索すると、関連する投稿が「トップ」または「最近」のタブに表示されます。

ハッシュタグの種類(ビッグ・ミドル・スモール)

ハッシュタグは、その投稿数によって大きく3種類に分類できます。

これらのバランスを意識することが、戦略の第一歩です。

種類投稿数(目安)特徴役割
ビッグ10万件以上多くの人が検索するが、競合が多く投稿が埋もれやすい。瞬間的なリーチ獲得、トレンド参加
ミドル1万〜10万件検索ボリュームと競合性のバランスが良い。安定的なリーチ獲得、ターゲット層への訴求
スモール1万件未満競合が少なく投稿が上位表示されやすいが、検索する人が少ない。ニッチなターゲットへの深い訴求、コミュニティ形成

最適なハッシュタグ数(12〜15個)

Instagramでは最大30個のハッシュタグを付けられますが、多ければ多いほど良いというわけではありません。

関連性の低いハッシュタグを乱用すると、アルゴリズムからの評価が下がる可能性があります。

現在のセオリーでは、12〜15個程度の、投稿内容と関連性が高く、かつ上記の3種類をバランス良く組み合わせたハッシュタグが最も効果的とされています。

採用アカウントで使うべきハッシュタグ5カテゴリ

採用アカウントでは、以下の5つのカテゴリを意識してハッシュタグを組み合わせるのがおすすめです。

1. 企業名・ブランドハッシュタグ

#株式会社Manus #Manus採用

  • 目的: 企業名の認知、社員や内定者によるUGC(ユーザー生成コンテンツ)の促進。

2. 採用関連ハッシュタグ

#新卒採用 #中途採用 #採用情報

  • 目的: 採用活動に関心のあるユーザーに直接アプローチ。

3. 職種・業界ハッシュタグ

#エンジニア採用 #IT業界 #マーケター募集

  • 目的: 特定のスキルや経験を持つ専門人材にリーチ。

4. 地域ハッシュタグ

#東京本社 #大阪支社 #リモートワーク

  • 目的: 勤務地を限定して探している求職者にアピール。

5. トレンド・コミュニティハッシュタグ

#26卒 #就活 #駆け出しエンジニアと繋がりたい

  • 目的: ターゲット層が属するコミュニティに参加し、親近感を醸成。

効果的なハッシュタグの選び方:4つのステップ

感覚的にハッシュタグを選ぶのはもうやめましょう。

以下の4ステップで、データに基づいた戦略的な選定が可能です。

STEP1: 自社に関連するキーワードをリストアップ

まずは、自社の事業内容、職種、働き方、ターゲット層などに関連するキーワードを思いつく限り洗い出します。

この段階では、質より量を重視しましょう。

STEP2: 投稿数で競合性を確認

リストアップしたキーワードをInstagramで検索し、それぞれの投稿数を確認して「ビッグ・ミドル・スモール」に分類します。

これにより、どのキーワードがどの程度の競合性を持つかを客観的に把握できます。

STEP3: ターゲットの検索行動を分析

ペルソナ(ターゲット人材像)になりきって、「自分ならどんなハッシュタグで検索するか?」を想像します。

また、ターゲットがフォローしていそうなインフルエンサーや競合アカウントがどのようなハッシュタグを使っているかを分析するのも非常に有効です。

STEP4: 5カテゴリを意識して12〜15個に絞り込む

最後に、STEP1〜3で得た情報をもとに、投稿内容に最も関連性が高く、かつ5つのカテゴリと3つのサイズ(ビッグ・ミドル・スモール)がバランス良く含まれるように、12〜15個のハッシュタグを選び抜きます。

組み合わせ例

ビッグ: 3-4個
ミドル: 5-6個
スモール: 4-5個

ハッシュタグの付け方と運用ルール

ハッシュタグを付ける場所

キャプションの最後にまとめて付けるのが一般的です。

コメント欄に付ける方法もありますが、現在はキャプション内の方がアルゴリズムに評価されやすいと言われています。

投稿ごとにハッシュタグを変えるべきか

毎回同じハッシュタグの組み合わせを使っていると、アプローチできる層が固定化してしまいます。

投稿内容に合わせて、柔軟に入れ替えましょう。

禁止ハッシュタグに注意

Instagramには、コミュニティガイドラインに違反すると判断された「禁止ハッシュタグ」が存在します。

これらを使用すると、投稿が表示されなくなるペナルティを受ける可能性があるため、事前にチェックが必要です。

ハッシュタグの効果測定と改善

ハッシュタグ戦略は、一度立てたら終わりではありません。

効果を測定し、継続的に改善していくことが重要です。

インサイトでハッシュタグ経由のリーチを確認

投稿のインサイト画面で、「インプレッション」の内訳を見ると、ハッシュタグからどれくらいのアクセスがあったかを確認できます。

この数値が低い場合は、ハッシュタグの選定を見直す必要があります。

効果の高いハッシュタグの見つけ方

複数の投稿で共通して高いリーチを生み出しているハッシュタグは、自社アカウントと相性が良いと判断できます。

これらの「勝ちパターン」を見つけ、積極的に活用していきましょう。

A/Bテストでハッシュタグを最適化

似たような投稿で、ハッシュタグの組み合わせだけを変えて投稿し、どちらがより高い効果を生むかをテスト(A/Bテスト)するのも有効です。

月次でハッシュタグを見直す

少なくとも月に一度は、各ハッシュタグの効果をレビューし、パフォーマンスの低いものを新しい候補と入れ替えるなど、定期的なメンテナンスを行いましょう。

【コピペOK】採用アカウント向けハッシュタグリスト50選

すぐに使えるハッシュタグの例をカテゴリ別にご紹介します。

これらをベースに、自社独自のハッシュタグを組み合わせてみてください。

新卒採用向け(20個)

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中途採用向け(15個)

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職種別(15個)

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ハッシュタグ運用のよくある失敗

・関連性の低いハッシュタグを使う: リーチを稼ぎたいからといって、投稿と無関係な人気ハッシュタグを付けるのは逆効果です。エンゲージメントが伴わないため、アルゴリズムからの評価が下がります。
・同じハッシュタグを使い続ける: 毎回同じハッシュタグの組み合わせを使っていると、アプローチできる層が固定化してしまいます。投稿内容に合わせて、柔軟に入れ替えましょう。
・ハッシュタグを付けすぎる: 最大30個まで付けられますが、関連性の低いものまで含めるとスパムと判断されるリスクがあります。12〜15個程度に絞り込みましょう。
・禁止ハッシュタグを使ってしまう: 意図せず禁止ハッシュタグを使ってしまうことがあります。投稿前にオンラインツールなどでチェックする習慣をつけましょう。

まとめ:ハッシュタグを制する者が、Instagram採用を制す

ハッシュタグは、Instagramという広大な海の中で、自社の投稿を未来の候補者という目的地まで届けてくれる「羅針盤」です。

感覚的に付けるのではなく、本記事で紹介した戦略的な視点を持ってハッシュタグを選び、分析・改善を繰り返すこと。

その地道な努力が、フォロワー数の増加、エンゲージメント率の向上、そして最終的な採用成功へとつながります。

まずは自社の投稿に最適な15個のハッシュタグを選び抜くことから始めてみましょう。

執筆者プロフィール

株式会社but art 代表取締役社長 山口 裕生 愛媛県主催のSNSセミナー講師も務める。

大手企業~中小企業まで100社以上のSNS内製化支援実績を持つ。